2002年12月4日
昨日の18時過ぎに体温39.5℃で身体のフシブシが痛い、喉が痛い、嘔吐ありという若い
女性が来院。今シーズン初のインフルエンザかと診断キットで判定したが陰性。ここ3年くらい
前からインフルエンザの簡易診断キットが発売され、それを利用してシンメトレルやタミフル
などの抗ウィルス薬を処方しています。その診断キットがない時代には、流行状況や高熱、
関節痛、咽頭所見からインフルエンザと診断していたわけです。診断キットも万能ではなく、
false negative(インフルエンザなのに陰性とでる)になることがあり、症状や身体所見を総合
して治療方針を立てなければなりません。
       http://influenza.elan.ne.jp/
  

インフルエンザは普通の風邪と違って怖い感染症。特に高齢者にとっては、 命にかかわります。
まずは、予防。かかったかなと思ったらできるだけ早く医師の診断を受けましょう。

>>ハイリスク群<<
65歳以上の高齢者、妊娠28週以降妊婦、慢性肺疾患(気管支喘息・慢性気管支炎・肺結核など)、
心疾患(僧帽弁膜症・鬱血性心不全など)、腎疾患(慢性腎不全・血液透析患者・腎移植患者など)、
代謝異常(糖尿病・アジソン病など)、免疫不全状態の患者。



2002年12月2日
今日は後頚部痛を訴えるひとが5人。寝違えた?と来院してみれば、カゼのためリンパ節が
腫脹して、そのための痛みのようでした。対症療法で帰宅。昨日の小児の当番医は大変混
雑したとのことでした。わたしのところは院内処方のため、粉の調剤をしない方針であり、
小児薬量を細かく投薬する場合は、随時に院外処方箋を発行しています。院内処方のメ
リットは、患者負担が少ないこと、調剤薬局に行かずに済むこと、処方薬の効能効果を患
者さんごとに説明できること、などです。


2002年11月30日
・今までもホームページはあったのですが、趣味のことばかりでクリニックの公式ページとは
いい辛く、余計なことは載せないようにHP作成をしていきたいと考えています。今後に期待
してください。インフルエンザはまだ流行っていないようです。昨シーズンはワクチンを受けた
方でインフルエンザにかかった人は当クリニックにはいませんでした。流行前にワクチン接種
をおすすめしています。どこかの商店みたいに、このページをみたといえば割引にしますとい
いたいですね。